日本認知心理学会第15回大会

日本認知心理学会第15回大会

2017年6月3日〜6月4日慶應義塾大学 三田キャンパス
日本認知心理学会
日本認知心理学会第15回大会

日本認知心理学会第15回大会

2017年6月3日〜6月4日慶應義塾大学 三田キャンパス

[O6-01]ふきだしの形状によるSNARC効果の変調

*羽生 奈央1、小野 史典1(1. 山口大学 教育学部)

キーワード:

SNARC効果、数表象、ふきだし

Dehaene et al.(1993)は呈示された数字の偶奇判断を左右のキー押しにより行う際,小さい数が呈示された場合右よりも左キーでの反応が速くなり,大きい数が呈示された場合その逆になる効果をSNARC効果と呼んだ。これは左から右へ文字を読んでいく読みの習慣が原因であるとされている。日本では左から右への横読みの習慣に加え縦読みの習慣が存在しておりこれは読字方向に物理的な制限がかかる”ふきだし”内の文で顕著であると考えられる。本研究ではふきだしの形状(横長・縦長)がSNARC効果に与える影響を検討した。実験の結果横長ふきだし時には通常のSNARC効果がみられたが縦長ふきだし時にはSNARC効果はみられなかった。この結果はふきだしの形状が誘発する読み方向によりSNARC効果が影響を受けることを示しSNARC効果の原因が読みの習慣であるとするDehaene et al.(1993)の見解を支持する。