日本認知心理学会第15回大会

日本認知心理学会第15回大会

2017年6月3日〜6月4日慶應義塾大学 三田キャンパス
日本認知心理学会
日本認知心理学会第15回大会

日本認知心理学会第15回大会

2017年6月3日〜6月4日慶應義塾大学 三田キャンパス

[O7-06]フレーム選択における意図と潜在的処理

*本田 秀仁1、白砂 大1、松香 敏彦2、植田 一博1(1. 東京大学大学院総合文化研究科、2. 千葉大学文学部認知情報科学講座)

キーワード:

フレーム選択、意図、潜在的処理

グラス内の水量(500ml中250ml入っている)を表現する際(半分空/一杯)、水量の変化(例:0mlから250mlになる)が影響を与えることが知られている。本研究では水量の変化に基づいたフレーム選択が意図的に行われているのかを検討した。
 本研究では、500ml中250mlの水が入っているグラスを「半分一杯」、「半分空」、どちらのフレームがより自然かを選択させる課題と選択理由を記述させる課題を実施した。結果としてカバーストーリーで水量の変化を提示すると水量の変化を選択理由で述べる人が多く存在した(実験1)。一方、プライミング課題(グラス内の水量を回答)を実施後にフレーム選択を行うと、プライミング課題はフレーム選択に影響を与える一方で、選択理由にプラミング課題時の刺激について言及する人は皆無であった(実験2)。以上、フレーム選択は意図と同時に潜在的処理の影響を受けている可能性が示された。