日本認知心理学会第17回大会

日本認知心理学会第17回大会

2019年5月25日〜5月26日京都テルサ
日本認知心理学会
日本認知心理学会第17回大会

日本認知心理学会第17回大会

2019年5月25日〜5月26日京都テルサ

[07-03]Sound-free SMARC effect聴覚刺激から独立した音と空間の対応

*有賀 敦紀1、齋藤 詩織1(1. 広島大学)

キーワード:

SMARC効果、音と空間の対応、刺激反応適合性

ピッチの高い音に対して空間的に高い位置にあるキーで反応すると,低いキーで反応する時よりも反応が速い。この現象はSpatial-Musical Association of Response Codes (SMARC)効果と呼ばれ,音の表象は空間的であることを示していると考えられてきた。しかし,人間はピッチの高い音に対して空間的に高い位置にその音源を自動的に定位する傾向(音源定位の錯覚)があるため,SMARC効果が(a)音源定位の錯覚と反応の対応によって生じているのか,あるいは(b)音の空間的表象と反応の対応によって生じているのか,を切り分けることができなかった。そこで本研究は,聴覚刺激の代わりに音の高さを表す単語(ド,レ,ミなど)を視覚的に呈示して,SMARC効果が生じるのかを調べた。実験の結果,聴覚入力がなくてもSMARC効果は生じることがわかった。この結果は,SMARC効果が音源定位の錯覚ではなく,音の空間的表象に基づいていることを示している。つまり,音は空間的に符号化されていると考えられる。