日本認知心理学会第17回大会

日本認知心理学会第17回大会

2019年5月25日〜5月26日京都テルサ
日本認知心理学会
日本認知心理学会第17回大会

日本認知心理学会第17回大会

2019年5月25日〜5月26日京都テルサ

[07-06]グローバル/ローカル処理がSemantic Coherence Taskに及ぼす影響

*堀井 まりこ1、箱田 裕司1(1. 京都女子大学大学院発達教育学研究科心理学専攻)

キーワード:

グローバル・ローカル処理、意味結束性課題、気分

Bolte , Goschke, & Kuhil (2003)は気分(ポジティブ・ネガティブ)の喚起がSemantic Coherence Task(以下、SCT)の判断に影響を及ぼしたことを明らかにした。気分の喚起が認知的処理モードを変化させ、その結果SCTの判断が変わったと述べている。気分の喚起が認知的処理モードを変化しうることはGasper & Colre(2002)が、Level-of-Focus仮説で明らかにしている。そこで、本研究は気分の喚起ではなく、直接、認知的処理モードの操作によってSCTの判断が変化しうるのではないかと考え検討することにした。本研究の認知的処理モードの操作は、Navon課題を用いたグローバル処理・ローカル処理を用いて行った。実験の結果、グローバル処理促進群はローカル処理促進群よりSCTの判断成績が有意に高かったことが示された。グローバル・ローカルの認知的処理が顔再認のような知覚的処理に影響を及ぼす(Macrae & Lewis, 2002)ことは明らかになっているが、本研究においてSCTのような文脈を発見する課題にも影響を及ぼすことが明らかになった。