日本認知心理学会第17回大会

日本認知心理学会第17回大会

2019年5月25日〜5月26日京都テルサ
日本認知心理学会
日本認知心理学会第17回大会

日本認知心理学会第17回大会

2019年5月25日〜5月26日京都テルサ

[O2-02]データ駆動処理による顔魅力印象の規定要因の検討美しい顔とは女性的な顔なのか?

*中村 航洋1,2,3、渡邊 克巳1(1. 早稲田大学、2. 日本学術振興会、3. 慶應義塾大学先導研究センター)

キーワード:

顔魅力、性的二型性、データ駆動処理

顔の魅力は多様な顔特徴を手がかりとして知覚されるが,特に男性と女性の顔特徴の違い (性的二型性)が魅力印象に影響することが知られている。日本人を対象とした先行研究では,男性顔・女性顔ともに女性的な顔特徴を強調したフェミニンな顔が魅力的と評価されやすいことが報告されている。本研究では,データ駆動処理により顔魅力印象と性的二型性の相互関係を明らかにすることを目的とした。実験では,データ駆動処理により魅力印象を定量的に操作した顔画像,性的二型性を統制した上で魅力印象を操作した顔画像を生成し,それらの顔に対して魅力評価を求める課題を実施した。その結果,顔性別に関わらず,性的二型性が統制された顔画像に対しても魅力印象が大きく変化することが明らかになり,顔魅力印象は単に性的二型性によって規定されるのではなく,それ以外の顔特徴が魅力の手がかりとして大きく寄与している可能性が示唆された。