[O6-03]楽曲のテンポの良さに関する一検討
*尾田 政臣1、佐藤 敬子2(1. 立命館大学、2. 香川大学)
キーワード:
音楽、テンポの評価、スピード
音楽のテンポの選好に関するこれまでの検討では、曲の既知性との関係、心拍数との関係、テンポそのものの速さの影響などが調べられている。しかし、曲の内容との関係についての検討は少ない。本報告では、楽譜上のテンポの指定が異なる3種の曲に対して、各々オリジナルテンポに対して85,90,95,100,105,110,115%に変化させた刺激曲を用意し、楽曲に対するテンポの良さを評定させた。その結果、遅い曲(Lento ma non troppo)に対しては、テンポの増減の影響はなく、中程度の曲(Allegretto)に対しては5%程度の増加が最大値となり、速い曲(presto)に対してはオリジナル曲の速度以上が好まれ、それ以下は評価が低いステップ上の評価結果になった。これ等の結果から、曲の内容によってテンポの良さの評価に及ぼす影響が異なることが明らかになった。

