[O6-05]ウェットティッシュ製品における取り出しやすさの誤帰属効果
*宮崎 由樹1、神山 龍一2、三宅 大輔2、河原 純一郎3(1. 福山大学 心理学科、2. ユニ・チャーム株式会社 グローバル開発本部、3. 北海道大学 大学院文学研究科)
キーワード:
ウェットティッシュ、知覚的流暢性、触運動知覚
本研究の目的は,ウェットティッシュの取り出しやすさが,当該製品の印象に及ぼす影響を調べることであった。実験の参加者は,ウェットティッシュの取り出し性の高い製品と低い製品による清掃課題を行った。清掃後,各製品の取り出しやすさ,拭き取りやすさ,使用の楽しさ等について評価した。実験の結果,取り出し性の低い製品に比べ,高い製品の方が,取り出し性が高く評価されるだけではなく, 使用の楽しさも高く評価されることが示された。なお,興味深いことに,中身のシート素材は両製品で同一であったにも関わらず,取り出し性の低い製品に比べ,取り出し性の高い製品の方が,取り出しやすいと感じた参加者ほど,取り出し性の高い製品の拭き取りやすさを高く評価することも分かった。これらの結果は,ウェットティッシュの取り出し性の上昇という触運動的な知覚的流暢性の高まりを,製品評価に帰属させたことに由来すると考えられる。

