日本認知心理学会第17回大会

日本認知心理学会第17回大会

2019年5月25日〜5月26日京都テルサ
日本認知心理学会
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2019年5月25日〜5月26日京都テルサ

[O8-02]高気圧曝露は心的空間操作に影響を及ぼさないのか?Mental body rotation tasks と重心動揺検査による検討

*景山 望1(1. 海上自衛隊潜水医学実験隊)

キーワード:

心的空間操作、高気圧曝露、重心動揺検査

前庭機能の疾患によって生じる心的空間操作能力の低下は,近年前庭機能が低下する高気圧環境では生じないことが報告されている.しかし,ターゲット以外の手がかり(例.ディスプレイの外枠)がある場合,心的空間操作能力は姿勢や環境(例.無重力空間)によって変化しないことから,先行研究では外部手がかり等によって高気圧曝露の影響が減衰した可能性がある.よって,本実験では高気圧曝露が心的空間操作に及ぼす影響について,平面ディスプレイによるMental body rotation tasks (MBRT) の成績と重心動揺検査の前庭機能評価に用いるロンベルグ率によって検討した.各課題を大気圧(1気圧)と21気圧で実施した結果,ロンベルグ率は高気圧曝露によって増加したものの,MBRTは大気圧と変わらなかった.これは,ディスプレイ等の外部手がかりによって,高気圧曝露による心的空間操作への影響が減衰したことを示唆する.