セッション詳細

シンポジウム29「メタアグリゲートとアミロイド蛋白凝集研究の未来」

2025年11月22日(土) 13:25 〜 15:05
第7会場(ホテル日航新潟 4F 朱鷺A)
座長:村上 一馬(京都大学農学研究科 食品生物科学専攻食品生命科学講座),小野 賢二郎(金沢大学医薬保健研究域脳神経内科学)
学術変革領域研究(B)「メタアグリゲートの超分子挙動と動的キャプチャー」
アミロイド蛋白質は凝集性や分解耐性を獲得することで、神経変性疾患につながると考えられている。近年、神経変性疾患の新しい疾患修飾薬が国内外で注目されている。アミロイド凝集研究の次の一手を打つ上で、多彩なバックグラウンドによる学際研究の果たす役割は大きい。オーガナイザーらは、アミロイドと生体分子との共凝集体をメタアグリゲートと命名し、2023年度より分野横断的な学術変革領域研究(B)を展開している。領域最終年度に際し、本シンポジウムではメタアグリゲートの構成因子に関する領域研究の最新成果を紹介する。さらに、今後のメタアグリゲートの高次生物での階層性や未来志向の創薬ブーストを議論する契機としたい。

[SY29-1]筋萎縮性側索硬化症におけるメタアグリゲートの探索研究

村上 一馬 (京都大学 農学研究科 食品生物科学専攻)

[SY29-2]RNAグアニン四重鎖によるTau凝集と神経軸索障害機構の解析

矢吹 悌1,2, 小宮 銀仁1,2, 塩田 倫史1,2 (1.熊本大学 発生医学研究所 ゲノム神経学, 2.熊本大学 薬学部)

[SY29-4]NMR分光法を用いたα-シヌクレインとG4RNAの相互作用解析

杤尾 豪人1, 矢吹 悌2, 塩田 倫史2, 陳 伊然1 (1.京都大学大学院理学研究科, 2.熊本大学発生医学研究所)

[SY29-5]グアニン四重鎖の分子機能解明と創薬に向けた立体構造予測

長尾 知生子, 水口 賢司 (大阪大学 蛋白質研究所 計算生物学研究室)