セッション詳細

シンポジウム30「ダウン症候群に伴う認知症(Alzheimer disease in Down syndrome: DS-AD)」

2025年11月22日(土) 13:25 〜 15:05
第8会場(ホテル日航新潟 4F 朱鷺B)
座長:竹内 千仙(東京慈恵会医科大学附属病院 遺伝診療部),笠井 高士(京都府立医科大学 脳神経内科学)
ダウン症候群は21番染色体トリソミーに起因する最も頻度の高い染色体疾患であり、現在では寿命は60歳を超えるようになった。21番染色体にはアミロイド前駆体タンパク質の遺伝子があり、その量的効果によりダウン症候群では、50代以降に早発性のアルツハイマー病(DS-AD)が必発となる。しかしながら合併する知的障害のために診断が困難で、本邦においてその実態はほとんど知られていなかった。本シンポジウムでは、ダウン症候群について包括的にとりあげ、DS-ADの臨床的・生物学的特徴を確認するとともに、知的障害者の認知症に対しての望ましい支援についても検討したい。

[SY30-1]ダウン症候群の認知症(DS-AD)の現状と課題-生涯を通じた支援体制の構築に向けて-

竹内 千仙 (東京慈恵会医科大学附属病院遺伝診療部)

[SY30-2]ダウン症候群に伴う認知症(DS-AD)の診断と治療:バイオマーカーと治療開発の最前線

笠井 高士, 篠本 真紀子, 森井 芙貴子 (京都府立医科大学 大学院医学研究科 脳神経内科学)

[SY30-3]ダウン症候群における精神医学的合併症と包括的医療体制の構築における課題

竹之下 慎太郎1, 桑野 良三2, 寺田 整司3 (1.岡山大学学術研究院医療開発領域 精神科神経科, 2.社会福祉法人旭川荘 旭川荘総合研究所 医療福祉センター, 3.慈圭会慈圭病院 慈圭精神医学研究所)

[SY30-4]ダウン症候群の高齢期の支援~医療・福祉連携課題~

高下 かおり1, 矢部 賢司2, 鈴木 千香子2, 阿彌 亨2 (1.社会福祉法人けやきの杜 食彩工房プラスワン, 2.社会福祉法人けやきの杜 高齢化プロジェクト委員会)