セッション詳細

シンポジウム38「認知症の早期発見に向けたAI活用」

2025年11月23日(日) 9:30 〜 11:30
第3会場(朱鷺メッセ 3F 中会議室301)
座長:樋口 真人(量子科学技術研究開発機構),武田 朱公(大阪大学大学院医学系研究科臨床遺伝子治療学)
認知症を早期に検出する評価系として、近年ではバイオマーカー開発が進展し、認知機能が正常な段階で背景病態を推定しうる。一方で、デジタルバイオマーカーによる簡便・迅速・客観的なプレスクリーニングの需要が増している。簡易認知課題・会話記録・健診画像・マルチプレックス血液計測・ウェアラブルデバイスによる生活記録を起点に、データ駆動型のAI解析により、加齢変化・認知症リスク推定・病態検出とステージング・各種症状の評価や予測が実現しうる。さらには疾患修飾薬の選択や薬効評価にも有用となりうる。本シンポジウムでは、これらの観点でAI活用の現状と展望を理解し、議論する。

[SY38-1]医療AIの進歩と医師の役割

植田 大樹 (大阪公立大学 大学院医学研究科 人工知能学)

[SY38-2]認知症行動・心理症状予測のためのセンサ情報を入力とするAIシステムの構築と評価

南 泰浩1, 岡山 義光1, 田野 俊一2 (1.電気通信大学 人工知能先端研究センター, 2.電気通信大学)

[SY38-3]画像AI解析を用いた認知症病態評価と疾患分類の可能性

遠藤 浩信 (量子科学技術研究開発機構)

[SY38-4]デジタルバイオマーカーと AI を基盤とした認知症予防

武田 朱公1,2 (1.大阪大学大学院医学系研究科 臨床遺伝子治療学, 2.大阪精神医療センター こころの科学リサーチセンター)