セッション詳細

シンポジウム49「神経難病と認知症」

2025年11月23日(日) 12:50 〜 14:30
第8会場(ホテル日航新潟 4F 朱鷺B)
座長:和泉 唯信(徳島大学大学院医歯薬学研究部臨床神経科学分野),丸山 博文(広島大学大学院医系科学研究科脳神経内科学)
神経難病における認知機能障害に関して、新規治療開発の観点から捉えなおす必要性が高まっている。かつて認知症を呈さないとされた筋萎縮性側索硬化症は、病態において前頭側頭葉変性症と関連するが、それ自体の神経心理学的特徴を有する。多系統萎縮症も認知症を伴わないとされたが、認知障害に関する知見が増加している。多発性硬化症では治療の発展に伴い認知障害の長期間の抑制が重要性を増している。一方、従来認知障害を伴うことが知られる筋強直性ジストロフィーでは、治療薬開発が進んでいる。これらの疾患に伴う認知機能障害の知見を整理し、従来の認知症疾患との相違点を踏まえた治療の戦略について議論し、今後の開発を展望する。

[SY49-1]筋萎縮性側索硬化症と認知症

渡辺 保裕 (国立病院機構 松江医療センター)

[SY49-2]多系統萎縮症における認知機能障害

安藤 孝志1,2 (1.日本赤十字社愛知医療センター 名古屋第一病院 脳神経内科, 2.愛知医科大学 加齢医科学研究所)

[SY49-3]多発性硬化症の認知機能障害と疾患修飾薬

松井 尚子, 和泉 唯信 (徳島大学大学院医歯薬学研究部臨床神経科学分野)

[SY49-4]筋強直性ジストロフィーと認知機能障害

中森 雅之 (山口大学大学院 医学系研究科 臨床神経学)