第18回日本クリティカルケア看護学会学術集会

第18回日本クリティカルケア看護学会学術集会

2022年6月11日〜7月31日北九州国際会議場/アジアインポートマートAIM
一般社団法人日本クリティカルケア看護学会
第18回日本クリティカルケア看護学会学術集会

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2022年6月11日〜7月31日北九州国際会議場/アジアインポートマートAIM

[W1-02]ハイケアユニットで働くスタッフの、SAT/SBTに関する意識調査

○有馬 明1、高橋 佳樹1(1. 一般財団法人平成紫川会 小倉記念病院)

キーワード:

SAT/SBT

【目的】
当院CCUはハイケアユニットである。当院CCUには、SAT/SBTのプロトコルが存在しておらず、早期抜管に関するスタッフの意識が低い可能性があると考えた。そこで、スタッフの意識調査を行い、スタッフの現状を明らかにすることで、呼吸器離脱を安全かつ円滑に進めるための問題点を抽出したいと考え、本研究に取り組むこととした。
【方法】
人工呼吸器離脱に関する3学会合同プロトコルを参考にし、独自で作成した意識調査用紙を用いて、当院CCUスタッフ31名にアンケート調査。調査内容は、SATに関する意識・知識・観察項目・鎮静剤の使用状況。SBTに関する意識・知識・観察項目。SATやSBTを取り組むにあたっての不安。
当院倫理審査委員会の承認を得て、対象者に対して研究目的、協力は自由意志であること、また協力が得られなくても不利益を受けないことについて口頭と書面による説明を行い、承諾を得た。アンケートは無記名とした。回答後も撤回できることも説明し、公表によって個人が特定されないよう配慮した。
【結果】
アンケートに回答のあった30名を対象とした。呼吸器患者経験年数平均3.63年。経験年数平均以下が21名。「呼吸器離脱に取り組んでいたか」の問いに19人が「常に」「概ね」と回答。経験年数4年目以上のスタッフは全員「常に」「概ね」と回答。
SATに関する項目では「SATという言葉を知っているか」の問いに15名が知っていると回答。観察項目を聞いた設問でも、睡眠状況・せん妄の項目が、15名と他と比べ低い値となった。SBTに関する項目では、観察項目を聞いた設問でどの項目も高い値となった。しかし、不安に関する項目で「訓練開始基準がわからない」「対処が必要な時どうしてよいかわからない」の項目が高かった。
【考察・結論】
SATに関して、睡眠状況・せん妄の状況の意識が低いため、昼夜で鎮静剤の調整を行ってもらえるように指導が必要である。SBTに関しては意識が高いことが分かったが、経験不足、プロトコルがないことから「開始・中止基準」「対処」の部分で不安があることが分かった。勉強会や指導を行う必要はあるが、ほとんどが4年以下のスタッフであるため、知識・技術に左右されないプロトコルの作成が必要でないかと考えるに至った。