[W1-19]ICU看護師のWork Engagementに影響する要因
○春名 美恵1、城丸 瑞恵2(1. 日本医療大学 保健医療学部 看護学科、2. 札幌医科大学 保健医療学部 看護学科)
キーワード:
ICU看護師、Work Engagement、UWES
【目的】本研究はICU看護師のWork Engagement(WE)に影響する要因を検討することを目的とした。
【方法】全国の特定集中治療室管理料1及び2を届出する施設から150施設を無作為に抽出し、看護部長宛に郵送法で調査協力依頼を行なった。協力が得られた施設の役職を持たないICU看護師に対してWeb調査を実施した。調査内容は、①WE(UWES-J9)、②属性: 性別(男性、女性)、年齢(20代、30代、40代以上)、看護経験年数(0-2年、3-5年、6年以上)、集中治療に関する認定看護師や専門看護師、特定行為に関わる研修を修了した専門性の高い看護師(資格あり、なし)、③勤務体系(日勤のみ、2交替、3交替、その他)、④看護方式(パートナーシップナーシングシステム、固定チームナーシング、プライマリーナーシング)、⑤COVID-19対応(なし、1-9日/月、10日/月以上)、⑥リカバリー経験(REQ-J: 16項目)、⑦看護実践環境(PES-NWI: 日本語版31項目)とし、各項目に対しt検定又はANOVA、単回帰分析を実施し、有意水準は5%とした。なお、本研究は札幌医科大学倫理委員会の承認後に実施した。
【結果】 承諾を得られた41施設839名のうち、245名より回答が得られ(回答率29.2%)、判読できない記入値1名を除外し244名を分析対象とした。対象者は、32.45歳(SD=7.31)、看護経験年数は9.64年(SD=6.67)、男性は45名(18.4%)、UWES-J9は2.35点(SD=1.19)であった。単変量解析の結果、看護経験年数(p = .013)、専門性の高い看護師(p < .001)、COVID-19対応(p = .035)で有意差を認め、単回帰分析ではREQ-J(β= 0.164, p = .010)、PES-NWI(β= 0.341, p < .001)に有意な関連を認めた。看護経験年数3-5年は0-2年と6年以上と比較しUWES-J9が低く、専門性の高い看護師のUWES-J9は高かった。COVID-19対応は、対応なしと比較し1-9日/月対応のUWES-J9が高かった。REQ-JとPES-NWIは、それぞれ総得点の高い者のUWES-J9が高かった。
【考察】 中堅看護師にあたる看護経験年数3-5年はWEが低いことから特に支援が必要であること、専門性の高い看護師のWEの高さからICU看護への学びを深めるための支援がWE向上に有効であることが示唆された。COVID-19患者に1-9日/月対応するICU看護師は、使命感や誇りなどの肯定的認識によりWEを高めていると推察された。リカバリー経験とWEとの関連から、仕事中のストレスや疲労を回復する機会が得られることにより、ICU看護師のWEが向上すると考える。また、看護実践環境とWEの関連は、看護実践環境が向上する支援、すなわち、「ケアの質を支える看護の基盤」や「看護管理者の力量・リーダーシップ・看護師への支援」などを強化する取り組みによりICU看護師のWE向上につながると考える。
【結論】 ICU看護師のWEに影響する要因は、看護経験年数3-5年、集中治療に関する認定看護師や専門看護師、特定行為に関わる研修を修了した専門性の高い看護師、COVID-19対応1-9日/月、リカバリー経験、看護実践環境であった。ICU看護師のWEを高めるためには、これら項目への働きかけが重要であると示唆された。
【方法】全国の特定集中治療室管理料1及び2を届出する施設から150施設を無作為に抽出し、看護部長宛に郵送法で調査協力依頼を行なった。協力が得られた施設の役職を持たないICU看護師に対してWeb調査を実施した。調査内容は、①WE(UWES-J9)、②属性: 性別(男性、女性)、年齢(20代、30代、40代以上)、看護経験年数(0-2年、3-5年、6年以上)、集中治療に関する認定看護師や専門看護師、特定行為に関わる研修を修了した専門性の高い看護師(資格あり、なし)、③勤務体系(日勤のみ、2交替、3交替、その他)、④看護方式(パートナーシップナーシングシステム、固定チームナーシング、プライマリーナーシング)、⑤COVID-19対応(なし、1-9日/月、10日/月以上)、⑥リカバリー経験(REQ-J: 16項目)、⑦看護実践環境(PES-NWI: 日本語版31項目)とし、各項目に対しt検定又はANOVA、単回帰分析を実施し、有意水準は5%とした。なお、本研究は札幌医科大学倫理委員会の承認後に実施した。
【結果】 承諾を得られた41施設839名のうち、245名より回答が得られ(回答率29.2%)、判読できない記入値1名を除外し244名を分析対象とした。対象者は、32.45歳(SD=7.31)、看護経験年数は9.64年(SD=6.67)、男性は45名(18.4%)、UWES-J9は2.35点(SD=1.19)であった。単変量解析の結果、看護経験年数(p = .013)、専門性の高い看護師(p < .001)、COVID-19対応(p = .035)で有意差を認め、単回帰分析ではREQ-J(β= 0.164, p = .010)、PES-NWI(β= 0.341, p < .001)に有意な関連を認めた。看護経験年数3-5年は0-2年と6年以上と比較しUWES-J9が低く、専門性の高い看護師のUWES-J9は高かった。COVID-19対応は、対応なしと比較し1-9日/月対応のUWES-J9が高かった。REQ-JとPES-NWIは、それぞれ総得点の高い者のUWES-J9が高かった。
【考察】 中堅看護師にあたる看護経験年数3-5年はWEが低いことから特に支援が必要であること、専門性の高い看護師のWEの高さからICU看護への学びを深めるための支援がWE向上に有効であることが示唆された。COVID-19患者に1-9日/月対応するICU看護師は、使命感や誇りなどの肯定的認識によりWEを高めていると推察された。リカバリー経験とWEとの関連から、仕事中のストレスや疲労を回復する機会が得られることにより、ICU看護師のWEが向上すると考える。また、看護実践環境とWEの関連は、看護実践環境が向上する支援、すなわち、「ケアの質を支える看護の基盤」や「看護管理者の力量・リーダーシップ・看護師への支援」などを強化する取り組みによりICU看護師のWE向上につながると考える。
【結論】 ICU看護師のWEに影響する要因は、看護経験年数3-5年、集中治療に関する認定看護師や専門看護師、特定行為に関わる研修を修了した専門性の高い看護師、COVID-19対応1-9日/月、リカバリー経験、看護実践環境であった。ICU看護師のWEを高めるためには、これら項目への働きかけが重要であると示唆された。
