[R3-10]ナトリウムケイ酸塩水流体の高圧下における構造
*佐藤 友子1、則竹 史哉2、山本 あかね1、浦川 啓4、若林 大佑3、船守 展正3(1. 広島大・院先進理工、2. 山梨大・院総合研究部、3. 物構研・高エネ研、4. 岡山大・院自然科学)
キーワード:
ナトリウムケイ酸塩水ガラス、第二臨界点
ナトリウムケイ酸塩―水流体(水ガラス)についての常圧と高圧下におけるX線小角散乱・回折測定および分子動力学シミュレーションを実施して、水ケイ酸塩流体の第二臨界点前後における構造の変化を可視化することを試みた。X線小角散乱・回折パターンに観察されたQ=0.6Å-1付近の低Qピークは、4~8GPa付近で単調ではない変化を示し、この圧力領域での構造変化が示唆される。シミュレーションの結果、水和したケイ酸塩アニオンに囲まれたNaクラスター構造が得られ、クラスター内のNa-Naの相関が低Qピークの起源であることが示唆された。
