コンクリート工学年次大会 2014(高松)

コンクリート工学年次大会 2014(高松)

2014年7月9日〜7月11日サンポート高松
コンクリート工学年次大会
コンクリート工学年次大会 2014(高松)

コンクリート工学年次大会 2014(高松)

2014年7月9日〜7月11日サンポート高松

[1158]実海洋環境下で長期暴露を行ったシラスコンクリートの防食性能

座長(土木):佐伯竜彦
座長(建築):阿部道彦
講演者:大園理貴, 武若耕司, 山口明伸, 前薗祐也(鹿児島大学)

キーワード:

ac impedance、concrete using shirasu、corrosion of rebar、electric potential、long-term exposure、salt damage、シラスコンクリート、分極抵抗、塩害、自然電位、鉄筋腐食、長期暴露

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*大会会期中のみ閲覧可能です。
コンクリート用細骨材の資源不足問題への対応として,細骨材にシラスを使用したコンクリート,いわゆるシラスコンクリートの研究が行われている。著者らは,このシラスコンクリートを用い,実構造物を模擬した大型RC 供試体を作製し,実海洋環境下での長期暴露実験を行っている。本論文では,暴露開始から7.5年経過した供試体を微破壊及び非破壊的に調査し,塩分浸透状況や鉄筋自然電位,分極抵抗の測定結果から内部鋼材の腐食状況を推定した。その結果,シラスコンクリートは細骨材に普通砂を使用したコンクリートに比べて,塩分浸透の抵抗性に優れ,腐食の進行を抑制できることが明らかとなった。