コンクリート工学年次大会 2014(高松)

コンクリート工学年次大会 2014(高松)

2014年7月9日〜7月11日サンポート高松
コンクリート工学年次大会
コンクリート工学年次大会 2014(高松)

コンクリート工学年次大会 2014(高松)

2014年7月9日〜7月11日サンポート高松

[1159]Mg2+,SO42-がセメント硬化体の塩分浸透性に及ぼす影響の把握

座長(土木):佐伯竜彦
座長(建築):阿部道彦
講演者:堀圭悟, 加藤佳孝(東京理科大学)

キーワード:

chloride ion、porosity、sem、sulfate attack、xrd diffraction、XRD回折、塩化物イオン、硫酸塩劣化、空隙率

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本研究は,海水中に含まれるイオンによる硫酸塩劣化がセメント硬化体中へのCl-の浸透・拡散に与える影響を把握することを目的とし,Mg2+およびSO42-に着目して実験的に検討した。その結果,MgCl2+MgSO4の溶液に浸せきさせた場合,Cl-が浸透しやすくなることが確認できた。MgCl2+MgSO4に浸せきさせたセメント硬化体の表層部にはひび割れが確認され,空隙率の増加も確認できた。またXRD回折により水酸化カルシウム量の減少が確認され,ブルーサイトに変化したことが考えられる。このことから,MgCl2+MgSO4に浸せきさせた場合,硫酸塩劣化が生じCl-の浸透・拡散を促進していることが示唆された。