コンクリート工学年次大会 2016(博多)

コンクリート工学年次大会 2016(博多)

2016年7月6日〜7月8日福岡国際会議場
コンクリート工学年次大会
コンクリート工学年次大会 2016(博多)

コンクリート工学年次大会 2016(博多)

2016年7月6日〜7月8日福岡国際会議場

[1010]単位水量低減効果を見込んだ早強セメントをベースセメントとしたフライアッシュコンクリートの基礎物性

石川学1, 石川嘉崇1, 中村英佑2(1.電源開発 2.土木研究所)

キーワード:

adiabatic temperature rise、fly ash、high early-strength Portland cement、improving strength at early age、shrinkage、フライアッシュ、初期強度改善、収縮特性、断熱温度上昇特性、早強ポルトランドセメント

フライアッシュコンクリートについて,早強セメントをベースセメントとした場合の基礎物性評価を行った。単位水量低減効果を見込んだ早強セメントベースのフライアッシュコンクリートは,普通セメントベースのものと比べて,初期強度が改善されるとともに,ブリーディング量の低下,凝結時間の短縮,乾燥収縮と自己収縮の抑制効果が確認された。基礎物性の評価から,早強セメントベースのフライアッシュ置換率20%のコンクリートは,一般的に使用される普通セメント単味のコンクリートとほとんど同等の性能を有していることが認められ,二酸化炭素排出量の低減にも寄与することが確認された。