[1011]コンクリート温度が加熱改質フライアッシュを混和したコンクリートのフレッシュ性状および硬化性状に及ぼす影響
上本洋1, 佐藤嘉昭2, 上田賢司3, 佐藤貴之4(1.フローリック 2.大分大学 3.ゼロテクノ 4.日本製紙)
キーワード:
Carbon-free Fly Ash、Properties of Fresh、Concrete Temperature、Compressive strength、Contribution to strength、改質フライアッシュ、フレッシュ性状、コンクリート温度、圧縮強度、強度寄与率
本研究は,東北地方で発生するフライアッシュ(以下FA)を加熱改質フライアッシュに改質し,震災復興に貢献する建設資材としての利用を目的として,環境温度とFA置換率が広範囲の配(調)合のコンクリートに及ぼす影響を明らかにする実験を行った。その結果,低水結合材比を除き, FAを混和することで目視によるコンクリート性状は良好であった。AE剤は,強熱減量の高いFAの混和やFA置換率の増加に伴い,使用量が増加した。圧縮強度は,セメント種類およびFA混和の有無にかかわらず,環境温度10℃での圧縮強度が大きく,30℃の圧縮強度が小さい傾向が見られた。
