[1028]積算発熱量に基づく養生温度の異なる高炉セメントの反応が圧縮強度に及ぼす影響因子に関する検討
依田侑也1, 黒田泰弘1, 新大軌2, 坂井悦郎3(1.清水建設 2.島根大学 3.東京工業大学)
キーワード:
blast furnace slag、compressible strength、conduction calorimeter、Heat of hydration、temperature dependence、伝導熱量計、圧縮強度、水和発熱量、温度依存性、空隙率、高炉スラグ微粉末
本研究では,少量混合材が使用されていない普通ポルトランドセメントに対し,無水石膏入りの高炉スラグ微粉末を所定の割合で置換した高炉セメントを試製し,養生温度を10,20,30℃とした場合の水和発熱量,アルキメデス法による全空隙率,圧縮強度の測定を行い,養生温度の異なる高炉セメントの反応が圧縮強度に及ぼす影響因子について考察した。その結果,普通ポルトランドセメントは養生温度が高いほど同一の反応度でも硬化体の強度が低くなる傾向にあること,高炉セメントの傾向は高炉スラグ微粉末の置換率で関係が変化することを示した。
