コンクリート工学年次大会 2016(博多)

コンクリート工学年次大会 2016(博多)

2016年7月6日〜7月8日福岡国際会議場
コンクリート工学年次大会
コンクリート工学年次大会 2016(博多)

コンクリート工学年次大会 2016(博多)

2016年7月6日〜7月8日福岡国際会議場

[1029]高炉スラグ微粉末を高含有した結合材を用いたコンクリートの収縮ひび割れ抵抗性の向上に関する実験検討

辻大二郎1, 小島正朗1, 井上和政1, 野口貴文2(1.竹中工務店 2.東京大学)

キーワード:

blast furnace slag、dry shrinkage、gypsum、restraint shrinkage cracking test、shrinkage cracking resistance、SO3量、sulfur trioxide、ひび割れ抵抗性、乾燥収縮、拘束ひび割れ試験、石膏、高炉スラグ微粉末

高炉スラグ微粉末を高含有した結合材を用いたコンクリートの収縮ひび割れ抵抗性の向上を目指し,結合材中のSO3量が収縮ひび割れ抵抗性に及ぼす影響を把握する目的で,20℃60%RHの環境下にて拘束ひび割れ実験を実施した。その結果,結合材中のSO3量を通常の2%程度から3.6%程度まで増加させることで,強度発現性の向上効果や乾燥収縮,自己収縮ひずみの低減効果の傾向があり,ひび割れ発生日数が伸長することが確認された。収縮低減剤を添加した場合はさらにひび割れ発生日数が伸長し,高炉スラグ微粉末を高含有した場合でも収縮ひび割れの発生抑制に効果が見込めることが確認された。