コンクリート工学年次大会 2016(博多)

コンクリート工学年次大会 2016(博多)

2016年7月6日〜7月8日福岡国際会議場
コンクリート工学年次大会
コンクリート工学年次大会 2016(博多)

コンクリート工学年次大会 2016(博多)

2016年7月6日〜7月8日福岡国際会議場

[1218]模擬床部材のブリーディング性状が硬化コンクリートの各種品質に及ぼす影響

樫村啓1, 大塚秀三1, 中田善久2, 十河茂幸3(1.ものつくり大学 2.日本大学 3.広島大学)

キーワード:

bleeding、compressive strength、leaked water volume、scratch width、sedimentation amount、slab model on test objects、ブリーディング、圧縮強度、引っかき傷幅、模擬床部材、沈降量、透水量

本研究は,同一の水セメント比でブリーディング量を変化させたコンクリートを対象に,JIS A 1123に準拠した試験室内,屋外に設置した模擬床部材とその近傍に設置したJIS容器の3つの条件下におけるブリーディングの挙動を把握し,模擬床部材におけるブリーディングと硬化コンクリートの品質の関係を明らかにすることを目的とした。その結果,ブリーディング量は,模擬床部材,その近傍のJIS容器,試験室内の順に大きくなり,JIS A 1123の試験結果と実構造物のブリーディング性状が異なる可能性を示した。また,模擬床部材に生じたブリーディングと圧縮強度,引っかき傷幅および透水量との相関性が高いことを明らかにした。