コンクリート工学年次大会 2016(博多)

コンクリート工学年次大会 2016(博多)

2016年7月6日〜7月8日福岡国際会議場
コンクリート工学年次大会
コンクリート工学年次大会 2016(博多)

コンクリート工学年次大会 2016(博多)

2016年7月6日〜7月8日福岡国際会議場

[1226]水セメント比および細骨材率が振動条件下におけるコンクリートの充塡性に及ぼす影響

中村敏之1, 橋本紳一郎2, 佐伯啓介1, 北野潤一2(1.オリエンタル白石 2.福岡大学)

キーワード:

Interstitial pass-ability、Segregation resistance、Slump flow、Vibrating compaction、スランプフロー、振動締固め、材料分離抵抗性、間隙通過性

コンクリートを型枠内に確実に充塡させるためには振動条件下におけるコンクリートが有する充塡に関する性能を把握しておく必要があるが,スランプ試験で振動条件に対する充塡性を評価することは難しい.そこで,振動を付与した試験方法を用いて,水セメント比,細骨材率を変化させた同一スランプ,同一材料のコンクリートの間隙通過性,材料分離抵抗性,変形性を定量的な指標で評価した。その結果,同一スランプにおいても,細骨材率が増加することで充塡性が向上し,水セメント比が小さいコンクリートほどその効果が大きいことがわかり,また,評価に用いた試験方法が十分に適用可能であることわかった。