[1227]外部からの圧力がコンクリート中の空気量に及ぼす影響
田中舘悠登1, 羽原俊祐1, 小山田哲也1, 林大介2(1.岩手大学 2.鹿島建設)
キーワード:
ae concrete、air content、freezing and thawing resistance、fresh concrete、pressure、空気量、圧力、凍結融解抵抗性、AEコンクリート、フレッシュコンクリート
レディーミクストコンクリートの圧送時の空気量の減少現象に着目し,フレッシュコンクリートに圧力をかけた場合の空気量について検討を行った。0.45MPaまでのゲージ圧の範囲では,加圧する圧力が高いほど,加圧する時間が長いほど,空気量は減少する。モルタル(空気量8.5%)の場合には, 1.5%程度減少する。空気量の減少は,外圧により,気泡径が小さくなり,内部圧力の高い小径気泡から混練水へ溶解したと考えられる。気体-液体界面での気体の移動(溶解)を阻害するため,薄膜をもつ中空微小球を使用すると,気泡内の気体が液体になることを抑制するため,加圧がおこっても,空気量の減少を低減することができる。
