[1229]長時間の循環圧送におけるコンクリートの簡易圧送性評価
平川恭奨1, 橋本紳一郎1, 南浩輔2, 中島良光2(1.福岡大学 2.前田建設工業)
キーワード:
Pumpability、Acceleration、Frequency、Bending pipe、Detecting pipe、Horizontal pipe、圧送性、加速度、周波数、ベント管、検知管、水平管
本研究では,振動加速度を用いた簡易な圧送性評価において,実機での試験圧送で繰り返し圧送可能な循環圧送方式により長時間の圧送を行い,配合条件や配管条件に対して初期の圧送状態の評価,長時間の圧送による品質の変動・圧送性の判定,計測位置の影響を検討した。その結果,振動加速度を用いた計測手法は,配合条件による圧送性の違いや圧送の経過時間によるコンクリートの品質変動を,目視観察や管内圧力の結果と同様に十分評価できた。また,ポンプ車から30m以内のベント管や特殊な形状を持つ輸送管(検知管)での計測結果を評価指標に用いることにより,圧送性判定に有効であることを確認した。
