コンクリート工学年次大会2018(神戸)

コンクリート工学年次大会2018(神戸)

2018年7月4日〜7月6日神戸ファッションマート
コンクリート工学年次大会
コンクリート工学年次大会2018(神戸)

コンクリート工学年次大会2018(神戸)

2018年7月4日〜7月6日神戸ファッションマート

[1011]高炉スラグ細骨材を用いたコンクリートの強度,収縮,クリープおよびアルカリシリカ反応抑制効果に関する研究

藤井隆史1, 綾野克紀1(1.岡山大学)

キーワード:

alkali silica reaction、ASR、blast furnace slag sand、creep、drying shrinkage、flexural strength、static modulus of elasticity、tensile strength、クリープ、乾燥収縮、引張強度、曲げ強度、静弾性係数、高炉スラグ細骨材

本研究では,細骨材の全量に高炉スラグ細骨材を用いたコンクリートの圧縮強度,静弾性係数,引張強度,曲げ強度,乾燥収縮,クリープおよびアルカリシリカ反応抑制効果について,砂岩砕砂を用いたものと比較検討した。高炉スラグ細骨材を用いたコンクリートの静弾性係数は,同じ圧縮強度の砂岩砕砂を用いたものに比べて大きくなるが,引張強度および曲げ強度は,砂岩砕砂を用いたものと同程度である。一方,高炉スラグ細骨材を用いたコンクリートの乾燥収縮およびクリープは,砂岩砕砂を用いたものに比べて小さくなる。また,細骨材に高炉スラグ細骨材を用いれば,粗骨材のアルカリシリカ反応による膨張が抑制される。