コンクリート工学年次大会2018(神戸)

コンクリート工学年次大会2018(神戸)

2018年7月4日〜7月6日神戸ファッションマート
コンクリート工学年次大会
コンクリート工学年次大会2018(神戸)

コンクリート工学年次大会2018(神戸)

2018年7月4日〜7月6日神戸ファッションマート

[1134]新潟県におけるコアによるASR促進膨張試験と実構造物でのASR劣化状況との対応関係に関する研究

広野真一1, 安藤陽子2, 津田誠3, 鳥居和之2(1.太平洋コンサルタント 2.金沢大学 3.石川工業高等専門学校)

キーワード:

accelerated concrete core expansion test、alkali-silica reaction、niigata prefecture、petrographic examination、polarizing microscope、アルカリシリカ反応、コアによるASR促進膨張試験、偏光顕微鏡、岩石学的試験、新潟県

北陸3県(富山,石川,福井)と同様に,新潟県でも河川産骨材によるASRが多数発生していることが報告されている。本研究では,新潟県内にて道路橋の橋台からコアを採取し,コアによるASR促進膨張試験の結果と使用骨材の岩種および反応性,さらに構造物のASR発生状況との対応関係を検討した。その結果,新潟県でのASRは急速膨張性の火山岩類に発生していたが,アルカリ溶液浸漬法は遅延膨張性の岩石のASRをも促進し,リスクを過大に評価していた。それに対して,飽和NaCl溶液浸漬法は急速膨張性の火山岩類のASRのみを促進しており,実構造物のASR発生状況との対応より,より適切な試験法であると判断された。