コンクリート工学年次大会2019(札幌)

コンクリート工学年次大会2019(札幌)

2019年7月10日〜7月12日札幌コンベンションセンター
コンクリート工学年次大会
コンクリート工学年次大会2019(札幌)

コンクリート工学年次大会2019(札幌)

2019年7月10日〜7月12日札幌コンベンションセンター

[1301]中性子線透過イメージングを用いたコンクリートの水分浸透特性に関する基礎的研究

盛谷洋輝1, 久保善司1, 吉村雄一2, 水田真紀2(1.金沢大学, 2.理化学研究所)

キーワード:

neutron imaging、pore structure、water permeation、water permeation height、中性子線透過イメージング、水分浸透、水分浸透高さ、空隙構造

コンクリート構造物の劣化の発生・進行は,コンクリート中の物質移動によって支配される。本研究では,コンクリート中の物質移動を評価し得るコンクリート中の水分浸透に着目して,非破壊で定量的な水分移動の把握が可能な中性子線透過イメージングを用いて空隙構造の異なるコンクリートの水分浸透特性について検討を行った。その結果,粗大空隙が多いものほど吸水量は多くなるとともに,水分浸透高さも高くなることが中性子線透過イメージングを用いることで明らかとなった。さらに,同一水セメント比であっても,粗大空隙の多少によって空隙の連続性が異なり,水分浸透性は粗大空隙に依存することが示唆された。