コンクリート工学年次大会2023(九州)

コンクリート工学年次大会2023(九州)

2023年7月5日〜7月7日福岡国際会議場
コンクリート工学年次大会
コンクリート工学年次大会2023(九州)

コンクリート工学年次大会2023(九州)

2023年7月5日〜7月7日福岡国際会議場

[1049]焼成時間の異なる電気炉酸化スラグ粗骨材を用いたコンクリートの高温加熱後の力学的特性

伊藤洋介1, 横田太志1, 横井奨2, 河辺伸二1(1.名古屋工業大学 2.大成建設)

キーワード:

コンクリート、電気炉酸化スラグ、圧縮強度、弾性係数、高温加熱、焼成、concrete、electric arc furnace oxidizing slag、compressive strength、modulus of elasticity、high temperature heating、calcination、ひび割れ、crack

電気炉酸化スラグ粗骨材(以下,EFGとする)を用いたコンクリートは,EFGを予め1000℃で24時間焼成することで,加熱温度500℃での供試体のひび割れを抑制できる。より短い焼成時間でひび割れを抑制できれば焼成したEFGをより安価に製造できるが,焼成時間24時間未満のEFGの高温環境下におけるひび割れ抑制効果は検討されていない。本研究では,焼成時間の異なるEFGを用いたコンクリートの高温加熱後のひび割れを観察し,圧縮強度と弾性係数を測定した。その結果,加熱温度600℃において,焼成時間8時間以上で,圧縮強度残存比と弾性係数残存比に大きな差は見られず,供試体外観にひび割れが生じなかった。