コンクリート工学年次大会2024(松山)

コンクリート工学年次大会2024(松山)

2024年6月26日〜6月28日アイテムえひめ-愛媛国際貿易センター
コンクリート工学年次大会
コンクリート工学年次大会2024(松山)

コンクリート工学年次大会2024(松山)

2024年6月26日〜6月28日アイテムえひめ-愛媛国際貿易センター

[1004]高炉スラグ微粉末を多量に混合したセメントの炭酸化に与えるCO₂固定型混和材および相対湿度の影響

坂本渉1, 吉田夏樹1, 西岡由紀子2, 新大軌1(1.島根大学 2.竹中工務店)

キーワード:

BFS高含有セメント、CO₂固定型混和材、γ-C₂S、CO₂固定量

高炉スラグ微粉末(BFS)を多量に混合したセメントの利用を拡大することで,セメント製造時のCO₂の排出量を大幅に削減できる。さらに,CO₂と積極的に反応して組織を緻密化するCO₂固定型混和材をBFS高含有セメントに混合することで,CO₂固定量の増大や強度増進が望めると考えた。そこで本研究では,BFS高含有セメントペーストの炭酸化挙動に及ぼすCO₂固定型混和材および相対湿度の影響を検討した。BFSを多量に混合したセメントペースト中の水和物や鉱物の炭酸化による反応率は,相対湿度が増加するほど高くなる傾向を示した。また,CO₂固定型混和材を混合することで,CO₂固定量が増加した。