コンクリート工学年次大会2024(松山)

コンクリート工学年次大会2024(松山)

2024年6月26日〜6月28日アイテムえひめ-愛媛国際貿易センター
コンクリート工学年次大会
コンクリート工学年次大会2024(松山)

コンクリート工学年次大会2024(松山)

2024年6月26日〜6月28日アイテムえひめ-愛媛国際貿易センター

[1016]水溶性セルロースエーテルによる低セメント量の高流動コンクリートの材料分離抵抗性の改善効果に関する研究

齋東弘直1, 桜井邦昭2, 小西秀和1(1.信越化学工業 2.大林組)

キーワード:

水溶性セルロースエーテル、ブリーディング、レオロジー、water-soluble cellulose ether、bleeding、rheology

特定の水溶性セルロースエーテルの混和により,低セメント量でありながら材料分離を生じることなく自己充填性を有する高流動コンクリートが製造でき,既に多くの工事で適用されている。しかし,水溶性セルロースエーテルによる材料分離抵抗性の改善効果のメカニズムは十分には明らかでないため,実験的に検討した。その結果,水溶性セルロースエーテルの混和により,低セメント量の配合条件でもモルタルには適当な粘度が付与されており,これにより材料分離の発生を抑制していると推測されること,混和したモルタルのブリーディングや粘度は水セメント比が15%小さい無混和の配合と同等であることを示した。