[1044]高炉スラグ微粉末を大量に使用したモルタルの基礎性状に及ぼすアルカリ刺激材の影響
古川雄太1, 山下紘太朗2, 川又篤3, 岸本豪太4(1.東急建設 2.鴻池組 3.鉄建建設 4.東洋建設)
キーワード:
高炉スラグ微粉末、アルカリ刺激材、再生骨材、CO2排出量、カーボンニュートラル
コンクリート分野においてカーボンニュートラル化が進む中,本研究は高炉スラグ微粉末の分量が80%以上の範囲を対象に,モルタルの基礎性状に及ぼすアルカリ刺激材の影響を検討したものである。その結果,消石灰および膨張材を用いることで,流動性の向上が認められた一方,再生微粉スラリーは流動性が低下する傾向であった。圧縮強度への影響は,消石灰および膨張材を用いることで,全体的にセメントと同等以上の圧縮強度であることを確認した。しかし,再生微粉スラリーを用いたものは,セメントとの混合割合の違いによって,圧縮強度への影響が大きく異なる傾向であった。
