[1047]CO₂を固定したコンクリート破砕材を用いたTSCに関する検討
畑中達郎1, 前原聡2, 早川健司2, 伊代田岳史3(1.東急建設 2.東急建設技術研究所 3.芝浦工業大学)
キーワード:
two stage concrete、カーボンニュートラル、CO2固定、質量変化、圧縮強度、曲げ強度
筆者らは,型枠に予め粗骨材を敷き詰め,骨材間をグラウト充填することでコンクリートとするTwo Stage Concrete の検討を進めている。本研究では,CO2を固定したコンクリート破砕材をTSC へ用いる際に,簡便に連続してCO2固定量を把握するために破砕粒度の異なる試料を対象とし,質量法によるCO2固定量の評価方法について室内試験を行った。さらに,実大規模のコンクリート試験体から製造したコンクリート破砕材へCO2を固定化させ,TSC 試験体を作製した。その結果,TOC 法のCO2固定化量に対し,質量法は小さい値となった。また,TSCによるCO2の削減量は,普通コンクリートと比較し約66%であった。
