第37回医療情報学連合大会(第18回日本医療情報学会学術大会)

第37回医療情報学連合大会(第18回日本医療情報学会学術大会)

2017年11月20日〜11月23日グランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)
医療情報学連合大会
第37回医療情報学連合大会(第18回日本医療情報学会学術大会)

第37回医療情報学連合大会(第18回日本医療情報学会学術大会)

2017年11月20日〜11月23日グランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)

[4-J-1-CS9-2]与薬指示からの組み立てを行う電子与薬指示簿の導入

岡本 和也(京都大学医学部附属病院 医療情報部)
京都大学医学部附属病院(以下、京大病院)では、2016年8月にCIS(IBM社製電子カルテ)上において与薬指示簿の電子化を行った。従来、医師は処方オーダの情報をもとに紙の与薬指示簿の作成を行っていたが、この流れでは、医師が想定する与薬指示に合わせて処方オーダを作成し、再度与薬指示に変換する必要があった。一般的に、与薬指示に比べて処方オーダは粒度が粗いため、与薬指示から処方オーダをシステムによって作成することができる。そのため、与薬指示簿の電子化にあたり、まず医師に与薬指示を完成させてもらい、その与薬指示にもとづき処方オーダを半自動的に発行する流れとした。本発表では、京大病院で導入した電子与薬指示簿の各種機能と医師・看護師・薬剤師による与薬の運用の流れを説明する。また、与薬指示簿の電子化によって改善された問題点について、あるいは、残されている問題点について紹介を行う。