医療情報学連合大会

ウィーメックス株式会社は、電子カルテ・レセプトコンピューターのトップベンダーとして、医師の入力レスにこだわり、スムーズな診療を実現するための取り組みを行っています。
院内の電子カルテ化を容易にするため、クリック作業で電子カルテの入力を行える独自の機能を提供し、医師が煩雑な入力作業から解放され、診療に集中できる環境を提供しています。

調剤システム領域では、生成AIを活用した音声テキスト化技術を導入し、SOAP形式の記録を自動生成可能にしました。
この技術により、薬剤師が患者との対話を音声で記録し、その内容を自動的にテキスト化し、カルテに反映させることができます。
これにより、調剤業務の効率化と正確性の向上を実現しています。この技術をクリニックカルテ向けにも展開し、医療現場の効率化を推進していきます。

電子カルテはレセコンを内包し、カルテ入力支援と業界でも非常にユニークな診療報酬チェック機能を有し、診療室と医療事務間の事務効率を高めています。
AIによる文字認識技術の研究も進めており、手書きのカルテ記録の電子化を目指しています。
これにより、医師や看護師の負担を軽減し、迅速かつ正確な情報管理を実現していきます。

医療DX対応では、電子処方箋の導入に伴う疑義照会の効率化や、処方・調剤情報や医療機関・薬局間の連携強化し、不要な疑義照会を削減し、業務の効率化を進めます。
将来的にはAIで処方内容の自動チェック・疑義がある場合は即座に医師に通知するシステムなどの可能性につながります。

これらの技術は、電子カルテの普及に寄与しますので、他のベンダーとも連携し、医療業界全体のDXを支援し、より良い医療サービス提供に貢献したいと考えています。
これらの実績を踏まえ、電子カルテ等のUI/UXの変遷を考察し、今後の取り組みを発表します。