[1B14]イミド配位バナジウムーアルキリデン錯体触媒による各種環状オレフィンの開環メタセシス重合
○Mekcham Sirilak 1、Chaimongkolkunasin Sapanna 1、野村 琴広1(1. 東京都立大学 理学研究科 化学専攻)
本講演では既に研究室で開発した芳香族イミド配位子を有するバナジウム(V)ーアルキリデン錯体触媒を用いて、各種置換ノルボルネンや他の環状オレフィンの開環メタセシス重合を検討した結果を報告する。特にV(CHSiMe3)(N-2,6-Cl2C6H3)(OC6Cl5)(PMe3)2では、環状オレフィンとの高い反応性故に、各種置換ノルボルネンの重合が進行した。また、V(CHSiMe3)(N-2,6-Cl2C6H3)[OC(CF3)3](PMe3)2では、低歪みモノマーであるシクロへプテンの重合がシス特異的に進行した。詳細を報告予定である。
