[1C03]メカノケミカル法を使用したFe骨格置換ゼオライトの合成
○田中 銀平1、根谷 温1、芳田 元洋1、藪下 瑞帆1、真木 祥千子1、蟹江 澄志1、村松 淳司1,2(1. 東北大学多元物質科学研究所、2. JST CREST)
メカノケミカル法を用いて、骨格内にFeを導入したゼオライト(MFI、CHA、MWW)の調製を試みた。まず、遊星ボールミル粉砕によりSiO2とα-FeOOHのメカノケミカル反応を誘起し、Si-O-Fe結合を有する非晶質複合酸化物を前駆体として調製した。次に、この前駆体を水熱合成し、骨格内にFeを含む3種のゼオライトを得た。本結果は、メカノケミカル法が汎用的なFe骨格置換ゼオライト合成法となる可能性を示唆している。
