石油学会 第63回年会(第69回研究発表会)

石油学会 第63回年会(第69回研究発表会)

2021年5月24日〜5月25日
石油学会 年会(研究発表会)
石油学会 第63回年会(第69回研究発表会)

石油学会 第63回年会(第69回研究発表会)

2021年5月24日〜5月25日

[B14]高温エタノール水中でのリグニンモデル部位のエタノリシス反応

○谷口 賢吉1、七尾 英孝1、佐藤 修2、山口 有朋2、白井 誠之1,2(1. 岩手大学大学院理工学研究科、2. 産業技術総合研究所化学プロセス研究部門)
木質バイオマスの成分の一つであるリグニンは芳香環が種々の結合様式で結合した三次元構造を有する高分子化合物である。リグニンを部分分解し有用な芳香族化合物を得る研究がされている。硫酸などの強酸を用いた分解方法では、反応後に生成物が再重合し収率が減少することや反応後の中和処理が必要などの課題がある。高温水をプロトン源としてアルコリシス反応によって分解することで生成物再重合の抑制が期待でき、中和処理が不要となる。今回我々はエタノール水溶液を用いるリグニンモデル部位のエタノリシス反応を検討した。