[C06]アスファルト混合物の持続可能な分別再資源化技術の確立に向けて-水熱分解法による老化アスファルトの若返り-
○赤津 憲吾1、加納 陽輔1、秋葉 正一1(1. 日本大学生産工学部土木工学科)
筆者らは、有機物の分解技術として様々な分野で利用されている水熱分解に着目し、劣化したアスファルトの回復技術を提案している。本研究により、反応温度350~360°C・反応時間15分程度の水熱分解後のアスファルトは、物理的性状の大幅な回復を示した。化学的性状から、従来の再生方法では減少しなかった酸化度合いの減少を確認した。動的粘弾性状から、再生加熱アスファルト混合物への利用の可能性を確認した。
