[1B03]メタン資化細菌中のメタノール脱水素酵素発現制御によるメタン/メタノール変換
○伊藤 栄紘1、吉森 孝成1、石川 聖人2、堀 克敏2、蒲池 利章1(1. 東京工業大学、2. 名古屋大学)
メタンを代謝して生育するメタン資化細菌は、メタンをメタノール、ホルムアルデヒド、ギ酸、二酸化炭素へと段階的に酸化する各種酵素を持つ。本研究では、メタノールを代謝する酵素であるメタノールデヒドロゲナーゼの発現を制御可能なメタン資化細菌を遺伝子工学手法で作成した。作成したメタン資化細菌変異株のメタノールデヒドロゲナーゼ発現を培地中の金属イオンの交換により制御することで、メタノールの蓄積と菌体増殖の切替えを達成した。
