[1B15]メタン転換用ゼオライト触媒の開発―メタノール経由型炭化水素合成―
○中村 研吾1、保田 修平1、松本 剛1、野村 淳子1、藪下 瑞帆2、大須賀 遼太2、村松 淳司2、横井 俊之1(1. 東京工業大学、2. 東北大学)
メタンの部分酸化によるメタノール生成反応、通称MTM反応に用いる触媒の開発は広く研究されている。しかし生成物であるメタノールは容易に過酸化されてしまうため、高い生成量が見込めないことが課題となっている。この課題の解決のため、ゼオライト触媒上でのMTO反応機構に着目し、生成されたメタノールが過酸化される前に低級オレフィンへと変換する反応機構を提案する。本発表ではゼオライト骨格内Al分布を制御した金属イオン交換CHA型ゼオライトを触媒として用いた際に、MTO反応が進行し低級オレフィンの生成が確認できたことなどについて報告する。
