[1A06]メタノール酸化的改質反応に対する微量不純物の阻害効果
○野本 賢俊1、三浦 大樹1,2,3、宍戸 哲也1,2,3(1. 東京都立大学、2. 東京都立大学 水素エネルギー社会構築推進研究センター、3. 京都大学ESICB)
メタノール酸化的改質(ATR)は燃料電池に水素を供給する重要な反応である。また、バイオマス由来のメタノールを利用できれば、カーボンニュートラルに貢献できる。バイオメタノールに含まれる低級アルコールをメタノールに添加してATRを行ったところ、Cu系触媒表面を炭素種が被毒したため、活性・安定性が低下した。NiやRuをCu系触媒に添加したところ、低級アルコール分解反応が促進され、炭素種は形成されず、耐久性低下を抑制できた。
