[1A15]H2雰囲気下でのCeO2表面プロトン伝導の吸着平衡モデルを用いた定量的説明
○越塚 義規1、松田 卓1、常木 英昭1、Truls Norby2、関根 泰1(1. 早稲田大学、2. オスロ大学)
H2雰囲気下のCeO2表面プロトン伝導特性を調べるため、表面吸着の影響が顕著な多孔質CeO2を用い交流インピーダンス測定を行った。その結果、150-300℃でH2供給による伝導度向上と活性化エネルギーの変化が起きた。これらは伝導度へのH/D同位体効果が観測されたことからH2解離吸着によりH+が生じ表面プロトン伝導が起きるためと結論付けた。更に、観測された伝導度の正のH2分圧依存性に対しLangmuir型のH2吸着平衡モデルによる定量的な説明を試みた。
