[1B07]【招待】シーケンス層序学における時間空間スケール
○保柳 康一1(1. 信州大学)
シーケンス層序学は、1977年に出版されたAAPGのMemoir26によって提案されたサイスミック層序学に堆積学要素を加え1980年代後半に成立した。それ故、当初のスケールは、数100万年の周期の海水準変動によって形成される厚さ数100mの地層パッケージをその単位(堆積シーケンス)とした。しかし、露頭や掘削コアなどの解析から見出される数万年から数10万年の周期の氷河性海水準変動によって形成された地層にも適応されるようになった。今回はシーケンス層序解析において時間・空間のスケールが違うことによって生じる問題を整理する。
