[1C11]ポリオレフィンの触媒分解に対する共存物質の影響
○増田 大毅1、川谷 優也1、菅沼 学史1、辻 悦司1、片田 直伸1(1. 鳥取大学)
ポリオレフィンは*BEAゼオライト触媒上、脂肪族炭化水素溶媒中でC3−20脂肪族や単環芳香族などに分解されるが、芳香族炭化水素を溶媒とすると多環芳香族が多く生成した。一方、ポリ塩化ビニルやポリエチレンテレフタラートを数%混入しても大きな影響はみられず、ポリウレタンなどを添加すると転化率が上昇した。以上から、脂肪族に富む灯軽油を溶媒とし、混入物を含む廃ポリオレフィンを化学リサイクルすることは可能と考えられる。
