[1C14]炭素析出とともに活性が向上するエタンおよびプロパンの接触脱水素反応
○杉山 茂1、幸泉 旭彦1、岩城 昂尚1、霜田 直宏1、加藤 裕樹2、二宮 航2(1. 徳島大学、2. 三菱ケミカル)
通常の接触脱水素反応では、反応中の炭素析出のために、触媒活性は通塔時間とともに著しく減少する。今回、γ-アルミナに担持した酸化ニッケル触媒を用いて、エタンおよびプロパンの脱水素反応を行ったところ、特定の酸化ニッケルの担持率において、脱水素活性が通塔時間に伴って著しく改善されたことを見出した。この活性因子となる炭素析出、ニッケルの分散状態等を詳細に解析した結果について報告する。
