[1A06]メソポーラスカーボンの外表面でのアルカリ溶融法による炭化ニオブ(IV)ナノ粒子の合成
○小林 省吾1、井上 陽南子1、柳田 晃秀1、下田 周平2、田代 啓悟1、里川 重夫1(1. 成蹊大学、2. 北海道大学)
酸化ニオブ、炭酸カリウム、メソポーラスカーボン(MPC)を原料とした新規アルカリ溶融塩法により、炭化ニオブ(NbC)ナノ粒子を合成した。本新規合成法では、反応中間体であるイオン性のニオブ酸カリウムと疎水性のMPCの反発を巧みに利用し、メソ細孔に囲まれた限られた大きさのMPC外表面のみで炭化反応を進行させる戦略によって粒径分布が狭いNbCナノ粒子を得ることができた。また、NbCとMPCの混合材料をカソード電極触媒へ応用し、その水電解性能について調査した。
