[1A15]CO2ガスを原料とした炭酸固定による光化学的フマル酸合成系の構築
○竹内 未佳1、天尾 豊1(1. 大阪公立大学大学院理学研究科)
プラスチック製品はその利便性から広く普及している一方、石油資源から合成されるため資源的制約を受けるリスクを有する。当研究室ではこれまでに、炭酸水素ナトリウムを原料に用いてプラスチック原材料であるフマル酸の合成を達成している。本研究では、炭酸水素ナトリウムの代わりに地球温暖化の原因物質であるCO2ガスを直接原料に用いて、2種の酵素反応系とNAD光還元系とを連結した可視光駆動型フマル酸合成系について報告する。
