石油学会 大阪大会(第53回石油・石油化学討論会)

石油学会 大阪大会(第53回石油・石油化学討論会)

2023年10月26日〜10月27日大阪科学技術センター
石油学会 年会(研究発表会)
石油学会 大阪大会(第53回石油・石油化学討論会)

石油学会 大阪大会(第53回石油・石油化学討論会)

2023年10月26日〜10月27日大阪科学技術センター

[1B06]FeAl-LDH由来酸化物触媒を用いるCO2水素化による低級炭化水素合成

○橋爪 優希1、福 康二郎2、大塚 浩文3、山本 直生3、池永 直樹2(1. 関西大学大学院理工学研究科、2. 関西大学環境都市工学部、3. 大阪ガス株式会社エネルギー技術研究所)
CO2水素化による低級炭化水素合成においてFe系酸化物触媒が活性を示すことが知られている。そこで、触媒活性向上を目指しFe系層状複水酸化物由来の酸化物(FeAl)へのRuとMn種の添加効果を検討した。FeAlではCO2転化率が20.1%であったが、RuとMn種を導入することで35.8%まで向上した。さらに、C2-C3収率は約6倍増加した。これらはRu種導入により水素化活性が促進され、またMn種導入により触媒表面の塩基量が増加しCO2吸着が促進されたことが要因であると考察している。