[C03]一酸化窒素を酸化剤としたアルミナ担持白金触媒によるメタンからシアン化水素の低温生成論文賞受賞講演
○高垣 敦1(1. 横浜国立大学)
一酸化窒素を酸化剤としアルミナ担持白金を触媒として用いることで、メタンからシアン化水素が400℃程度の比較的低温で生成することを見いだした。この反応では白金触媒の粒子径が大きいほどシアン化水素の選択性が高い。これは、担体との界面によって進行する二酸化炭素とアンモニアへの逐次反応を抑制できること、および反応中間体でもあり反応の阻害種でもあるPt-CN吸着種がHCNとして脱離しやすいことが要因であると考えられる。
